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短時間で体を温めるトップトレーサーの使い方とは?

寒さの厳しい冬を迎えると、練習するのが辛くなってきますね。

体が硬くなるうえに厚着するので、動きにくさも感じます。

そのうえ夏よりも飛距離が出ないから、練習にも力が入らなくなるもの。

でも冬の練習しだいで次のゴルフシーズンのスコアが大きく変わるとしたら、冬の練習も重要です。

今回は寒さに負けず、短時間で身体を温めながら効率の上がる練習方法をご紹介していきましょう。

・ハーフスイング

右の腰から左の腰の高さまで、時計の文字盤でいうと9時から3時の振り幅のスイングでボールを打つ練習を9番アイアンや7番アイアンで行います。

体が動かない冬は特にフルスイングから始めないで、ハーフスイングから練習を開始することがおすすめです。

・100ヤードを狙う

目標物を狙う練習は、通常ウェッジやピッチングで行いますが、ショートアイアンから始めてユーティリティ、ウッドも全て練習してみてください。

長くなれば長くなるほど、打球が安定しないものですが、ふり幅と体幹を使ったスイングが自然と身に付いてきます。

特に手打ちなってしまう人はおすすめの練習方法です。

・ティーアップして打つ

コースでのダフリを意識した練習方法として、アイアンをティーアップして打つことは非常に効果的。

ティーアップするとフェースの上側にしか当たらないという場合には、コースでのダフリに注意が必要です。

アプローチでも使える練習方法なので、一度試してみてください。

・ストレートボールを意識しない

練習場では真っ直ぐに飛ばすストレートボールを打つことを意識してしまいがちですが、実はとても難しいことなのです。

そんなストレートボールをコースで打てる確率は非常に低いといえるでしょう。

そこで練習場ではトップトレーサーを使用して、打つ場所を限定することです。

しかし自分の想像で「右にOBがある」、「ここはフェアウェイが狭いから狙いどころはこの方向」と考えながら打つのも少し大変だと思います。

そこでここからは打席に設置されているトップトレーサーを使用した練習方法の紹介です。

・フリー計測

キャリー、トータルの飛距離、ボール初速、弾道軌道などの情報を1球ごとに計測できます。

画面の左側に表示される「目標物と距離」に表示される実測値が練習場ボールでの実測値。

ボール補正がコースボールに補正した数値です。

練習場に設置されたグリーンやピンに連動しているので、狙いたいピンを選択すれば実際の飛距離やブレ幅が正確に表示されるので、先ほどの100ヤードを狙う練習やティーアップして狙う練習、ストレートボールを意識しないでイメージする練習にも役立つでしょう。

そのほかにも「クラブ別計測」「トップトレーサー30」でも同じ練習を行うことができます。

寒さの中、練習場にやってきたのだから単に300球打ち続ける運動ではなく、目的を持った100球は、ラウンドに活かせる練習です。

体を温めるハーフスイングなどを行った後は、トップトレーサーを使用して短時間で集中すると質の高い練習になるのではないでしょうか。

翔平 伊藤